2025年4月5日
さて、2024年6月に開業してからあっという間に10ヶ月が過ぎました。忙しくしてましたがイマイチ私たちが考えていることや異なっている治療が伝わらないのでブログを始めることにしました。
ここからはインプラントの話をしていきます。
目次
使用するインプラントについて



世界シェア、日本シェアがともに上位5社以内に入っておりますので急遽引っ越しや転勤になったとしても絶対に対応できるようなインプラントメーカーになっています。
マイナーなインプラントを入れた後のこと考えていますか。突然閉院、院長の急死によって対応できなくなったインプラントの患者さんは大学病院に行き対応できずに路頭に迷うことがあります。マイナーなメーカーは悪です。どんなに安くてもマイナーなメーカーには絶対に手を出さないようにしております。
また国産メーカーが良いとおっしゃる患者さんがいます。国産メーカー=歴史が浅いメーカーです。そもそも1965年からインプラントの治験がスウェーデンで開始されており、Nobel biocare社は1978年より研究開発に関わっていた一番古いインプラントメーカーです。さて日本にインプラント治療が持ち込まれたのは1989年前後だったと記憶していますが日本はこうした世界的なブランドに対して開発や研究で差をつけられていることは明白です。国産のインプラントは歴史が浅過ぎてシェアも限られているので私は使いません。また対応できるドクターも少ないので苦労されると思います。
インプラント周囲炎ってインプラントメーカーで決まる!?
上記の5つの項目が骨吸収に関与します。特に最初の1年で起きるソーサライゼーション(1〜1.5mmの骨吸収)が起きないようにするためには決められた規格のインプラントを選ぶしかないのです。
何よりICTを防がないといけないのです。
ICTは以下の図を参考にしてください。要は炎症細胞が浸潤する範囲的に使っています。

これを炎症範囲の距離を計算で出すと・・・・・・

インプラントだとICT範囲は0.17mm~1.4mmという計算結果になりました。。

プラーク由来ICTは補綴とアバット間、アバットメント由来ICTはインプラントとアバット間で起きます。他の論文では0.4〜0.5mmとも言われているこのICT範囲、より骨から遠ざけるべきという考えと微小動揺しないようにする(micro movementの防止)という考えが大事になります。ではどうすると微小動揺を最小限にできるのでしょうか。

neodent, straumannは8度のようです。

neodent, straumannは8度のようです。
つまりギリギリアウトなんですがプラットフォームスイッチングのアバットなのでアバットの構造を見ていきましょう。


8度のモーステーパーでもプラットフォームスィッチングしてるので4.3φのインプラントであればプラットフォームスウィッチング量が0.65mmとなり
の論文から骨吸収は防げるということになりますね。
b. 粘膜の厚み
上の図を説明すると2mm以内の厚みの歯肉では骨吸収がインプラント埋入後2ヶ月、補綴後、補綴1年後では骨吸収が1.5mm以上起きている割合もかなり出現します。しかし2mmより厚くなると骨吸収が全くない割合もかなり高くなりどう考えても厚みが厚い方がいいという結果になります。
うちでは歯肉は2.5mm以上を維持するようにしています。

もちろんこの本は説明不要ですがこの本に概要は書いてます。
c. アバットメントの高さ

これは骨からアバットを遠ざけた方がいいという論文ですがICTの範囲を考えるべきということで配慮した埋入設計をしています。

d. アバットメントの角度

ここは頼む技工士さんと共有していますので大丈夫です。
e. 角化歯肉幅の量
統計的に角化歯肉幅がない場合とある場合で骨吸収に差があります。後日アップします。
以上。ごちゃごちゃ言ったんですが知識が大事ということでした。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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